中央大学・東京電機大学・日本大学・明治大学
4私大共同「研究開発交流会」

新しい天然薬物の開発

氏名(所属) 大根谷 章浩(日本大学 薬学部 薬学科 助手)
専門分野 生薬学,天然物化学
展示テーマ 新しい天然薬物の開発
研究段階 やや基礎段階
分野 ライフサイエンス(バイオ)
キーワード 天然物,アレルギー,癌,炎症,生活習慣病
研究の概要   我々の研究室ではアレルギーなどの炎症疾患や癌をターゲットに研究を行っている。アレルギーにおいては,マスト細胞を用いたヒスタミン遊離抑制試験や慢性炎症に重要な因子である一酸化窒素(NO)を標的とした免疫担当細胞の機能を制御する物質の探索に取り組んでいる。NOが注目される理由には,レセプターを介さずに直接標的分子に作用して多彩な生理作用をもたらすところにある。NOは,血管のトーヌスの調節,神経間の情報伝達,抗菌など生体内で実に広範な作用を示すことがわかっている。病態との関連では高脂血症,動脈硬化,糖尿病などの血管病,リウマチなどの慢性炎症性疾患,癌などでNOが過剰に産生していると報告されている。そこで我々は過剰なNOの産生を抑えることがこれら疾患の治癒になると考え,現在いくつかの薬用植物から強いNO産生抑制物質を見い出している。これらの薬用植物エキス及び化合物は新たな機能性食品等の開発に利用できると考えられ興味深い。
  更に我々は,生薬及び単離化合物についてマウスを用いた二段階発癌実験を行い,癌の予防効果を検討している。近年,お茶のタンニン類に癌を予防する効果があることが大きく報道されているが,薬用植物の中には,癌を予防する効果をもつものが少なくない。研究室で効果を認めたものを紹介したい。また,癌の予防とは別に,抗癌を目的に細胞レベル,個体レベルで研究を行っている。最近,アフリカツメガエルを用いたアニマルキャップアッセイを用いた新たな試験により抗癌剤の開発を試みている。癌細胞に似た増殖をする細胞を用いたこの試みにより中国の薬用植物から非常に抗癌作用の強い化合物が得られている。この薬用植物は中国において癌の治療に用いられておりその効果が期待される。
URL http://shouyaku.pha.nihon-u.ac.jp
特許
(出願中含む)
出願番号:特願2001-238326、特願2001-267813他
大学の窓口 日本大学産学連携知財センター
共同研究のパートナーへの要望・条件等
技術分野 薬品,化学
得意分野
その他



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